世はバブル景気の絶頂から
少し陰りが見え出した頃
午年生まれのキック
と
未年生まれの花
会わなければよかったかもしれない
組み合わせの2人が
同じ大学の同級生になるという
神様のいたずらによって
巡り合いました
キックは郊外から東京都内の学校に
高校から通っている
エスカレーター組
花は地方出身で推薦入学組
ある日
何かのきっかけで花に興味を持った
キックは
花が1人のときに
話しかけてくるようになりました
花は今まで
好きになった人はいましたが
両想いになったことはなく
誰かと付き合ったこともありませんでした
1人になるとどこからともなく現れ
一言二言話し
しつこくなる前に退散する
キックのその絶妙なバランス感覚が
花にとっては都会っぽい感じがして
戸惑いながらも興味を持ちました
そんなある日
部活の後片付けを押し付けられ
一人でやるハメになり
クタクタになっているところに
キックはやってきて
テキパキと手伝ってくれて
そのあと
「疲れて具合悪そうだ 送っていく」
と
申し出てくれました
キックはマイカー通学でした
花は電車とバスを乗り継がなくてはいけません
花は心からありがたいと思いました
花とは違う趣味の音楽をかけ
その説明をしたり
後片付けをなぜ一人でしてたのか?
よく頑張った
と労ってくれたり
花の女子学生寮に着くまで
楽しい時間が過ぎました
花は何かお礼がしたいと思いました
キックは
「それなら 時間をくれ!」
と言いました
「??」
「食事に行ったり どこかに一緒に行く
時間をくれ」
花は困りました
いい人だとは思うけど
恋愛感情はまだなく
そういう人食事に行ったり
どこかに一緒に行く
というのが
よくわかりませんでした
でも
お礼はしたいので
「じゃあ今度食事をおごります」
と返事をしました
この話は
ノンフィクションであり
実在の登場人物がいます
(笑)
なんてね🤭🤭🤭
今日はエイプリルフールですからね😉😙😏
この話の続きが気になる人って
いらっしゃるんでしょうか??
とりあえず
不定期で
続きます(笑)